人工関節センター
更新日:2025年5月7日
人工関節センター について
左:術前 右:術後
人工関節とは?
関節外科の中で、人工関節置換術は傷んだ関節の機能 障害を劇的に改善させる画期的な治療法として注目されています。
関節リウマチや変形性関節症が進行すると、関節の痛みにより、思うように歩くことが出来ないなど生活に大きな支障をもたらします。
人工関節は傷んだ関節を金属や特殊なポリエチレン、セラミックなどの人工物に取替え、関節の痛みを取り除く手術です。
関節障害のために出来なかったことが(外出や旅行など)、以前とほぼ同じように行えるようになる画期的な手術です。
当科では、昭和47年よりチャンレー型人工股関節を導入し、以来3,000例を越える人工股関節・膝関節置換手術を施行してきました。
一人一人の患者さんに最適な治療を受けていただける様、最適な手術方法と使用機種を選択するよう心がけております。
当院は、内科・外科・循環器科・呼吸器科などを備えた総合病院ですので、他科と連携して、合併症がある方やご高齢の方でもできるだけ安全に手術を受けていただけるよう心掛けております。
※当院は維持透析をおこなっておりませんので、既に透析をしている方の手術は対応していません。ご理解を賜りますようお願いいたします。
受診案内(完全紹介予約制)
人工関節センターの診療につきましては完全紹介予約制とさせていただいています。
受診される場合は、地域の医療機関からの紹介状と受診予約をお取りになるようお願いいたします。
紹介状について
外来担当医表(整形外科内)
受付時間
午前:9時から11時
月曜 | 火曜 | 水曜 |
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三上 | 鈴木(午前のみ) |
鈴木、三上 |
診療について
診療実績(2024年度実績)
- 人工股関節:126例
- 人工膝関節:150例
※上記症例数は、再置換術を含む
無菌状態で手術を行います。
手術方法
MISとナビゲーション手術の導入
- 人工股関節・膝関節ともにMIS(最小侵襲手術)を取り入れております。
- 正確に人工関節を設置するため、ナビゲーション手術を取り入れております。
- 人工関節は無菌的に手術を行う事が非常に重要です。そのためにクリーンルームで手術を行い、さらに無菌的防護服を着用し、感染予防を徹底させております。
- 深部静脈血栓症・肺梗塞に対しても、十分な予防(抗凝固剤投与など)を行っております。
- 出血対策として、術中または術後回収血輸血を使用することで、日赤血輸血をなるべく用いずに手術を行っております。
※個人差があります
人工股関節
年齢や骨の形態に応じて、骨セメントの使用の有無を決定しています。
人工関節の耐久性を考え、磨耗が極度にすくない最新のポリエチレンやセラミクスを用いています。12cm以下の皮膚切開での手術(MIS:minimally invasive surgery)も取り入れ、早期退院・早期社会復帰を実現しており、術後1週未満での退院も可能です。特に、前方よりのMISは筋肉の損傷が少ないために早期回復が見られます。
人工膝関節(TKA)
膝関節の骨、靭帯の状態に応じて人工関節の機種や骨セメントの使用を決定します。人工膝においても、近年開発された磨耗の少ないポリエチレンを使用しております。一般的に入院期間は3週から4週ですが、MIS方法では術後2週以内での退院も可能です。リハビリは術後翌日よりベッド上での膝運動機械を用いて開始しています。
スタッフ紹介
鈴木 千穂(人工関節センター長、平成5年卒)
専門分野 | 股関節外科 |
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資格 | 医学博士 |
三上 行雄(医長、2013年卒)
専門分野 | 足外科 |
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資格 | 医学博士 |
非常勤医
飯田 哲
専門分野 | 股関節外科 |
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河本 泰成
専門分野 | 関節リウマチ |
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お問い合わせ
松戸市立総合医療センター
千葉県松戸市千駄堀993番地の1
電話番号:047-712-2511 FAX:047-712-2512
