先輩職員からの話 その4
更新日:2022年11月1日
子ども部子ども家庭相談課(令和4年度 保健師採用)
自己紹介
皆さん、こんにちは。この度は松戸市役所に合格おめでとうございます。今、皆さんの中には、入庁後の不安を抱いている方や、松戸市役所に就職するか迷っている方など、様々な方がいると思います。今回、このようなお話しする機会をいただいたので、入庁して半年間で私が感じたことをお話して、入庁後のイメージを持ってもらい、少しでも皆様のお役に立てればと思います。よろしくお願いいたします。
初めに、自己紹介をさせていただきます。私は平成27年3月に大学を卒業し、看護師と保健師の免許を取得しました。同年4月から今年の3月まで市外の病院や民間企業で勤務し、今年の4月から保健師として松戸市役所に入庁しました。転職を考えた理由は、社会人7年目で自分のキャリアを見つめ直した時に、転勤がないことで人生設計が立てやすく、福利厚生や身分保障がしっかりしていて、女性でも安心して働き続けることができる公務員に魅力を感じるようになったためです。
最終的に民間企業と松戸市役所で就職先に悩みましたが、次の理由から松戸市役所に入庁することを決めました。
その理由は、松戸市の職員の方と一緒に働きたいと思ったからです。皆さんも実際に採用試験を通して感じたと思いますが、面接や受付で出会った職員の方たちの人柄がとても良く、一緒に働きたいと思ったことを覚えています。また、私は、内定後に実際に松戸市に勤務している方の普段の様子を見に行きました。他市に比べて若手職員が多い印象があり、職員同士で助け合いながら市民対応をされている姿がとても印象的でした。
担当業務
続いて、私がどのような業務を担っているかお話しします。
先程、自己紹介で私は保健師であるとお話しましたが、保健師と聞いてよく知らないという方もいるのではないでしょうか。保健師は看護師の免許を持っています。一般的に看護師と聞くと、病気の人を看病してくれる人というイメージはあるかと思います。しかし病気の人を看病するだけでなく、病気を未然に防ぐことを大切な役割とする看護職もいます。それが保健師です。
現在、松戸市の保健師は子ども家庭相談課や健康推進課、高齢者支援課、市立総合医療センター、医務室など11の課に配属されています。その中で私は、子ども家庭相談課 母子保健担当室の市内に3箇所ある保健福祉センターのうち中央保健福祉センターに配属されています。
業務としては、妊産婦やパートナー、赤ちゃんなどが健康で安全に安心して生活ができるよう、お子様の健康診査、育児相談、家庭訪問、健康教室などを行っています。
また、松戸市の特徴として市内の支所などに設置されている9か所の「市民健康相談室」という場所で、保健師が全ての妊婦さんに面接をして母子健康手帳を交付しています。それは、妊娠期から保健師が関わることで、不安や悩みを解消すると共に、妊娠・出産に伴うトラブルや虐待を未然に防いだり、早期に対応することができます。
初めは、育児経験のない私が妊産婦さん達の悩みや不安を解消することができるのかとても不安に感じていました。しかし、先輩に相談しながら何度も関わることで「相談して良かった」と言われることもあり、やりがいを感じることができています。
職場環境
次に職場環境についてお話します。
皆さんがこれから働く中で不安に感じている一つに職場の雰囲気など職場環境のこともあるのではないでしょうか。私が半年間勤務をして感じたことは2つあります。
1つ目は、松戸市は新規職員のサポート体制が整っているということです。
トレーナー制度があり、新規職員一人に特定の先輩職員一人が付いて、入庁したその日からサポートしてくださいます。何も分らない状態から、一から丁寧に教えていただき、常に気にかけてくれています。仕事に関する相談はもちろん、それ以外の相談にも乗ってもらい、日々本当に支えられています。私のトレーナーは自分の仕事があるにも関わらず、「何かあったらすぐに声をかけてね」といつも不安な気持ちにならないよう配慮してくれています。
トレーナー以外の先輩職員の方も皆親切で、優しく教えてくれています。そのおかげで、入庁してから一度も一人で悩みを抱えたり、思い悩んだりせずに過ごせています。どんな時も助けてくれる人が周りにいるという環境はとても心強く、安心して毎日働くことが出来ています。
2つ目は、松戸市はワークライフバランスの取り組みが充実していることです。
特に休暇制度として、有給休暇とは別に夏季休暇が6日あり、夏季休暇は6月から10月まで取れます。休暇が取りやすい雰囲気を周りの方が作ってくれるので、休暇により心も体もリフレッシュできています。先輩職員の方々が築いてきた働きやすい環境を、皆さんが入庁する頃は、私も一緒に築いていきたいと思っています。
入庁してからの心がけ
続いて、私が入庁してから心がけていることについてお話します。
保健師は業務上、市民の家に訪問することがあります。みなさんは、「役所の人が訪問に来る」と聞くと、なんだか緊張したり、身構えたりしませんか?
私はそのような市民の想いに寄り添い、「この人なら話してみようかな」と思ってもらえるような保健師でありたいと思っています。そのために、常に相手の立場に立って市民と接することを心がけています。
今、相手がどのような気持ちなのか、何を求めているのかを考えた上で、言葉を選び、相手の気持ちに寄り添って一緒に考えていくこと。簡単なようで難しいことだと思います。小さな思いやりの積み重ねが、市民との信頼関係を築くことに繋がると考えます。これは、一緒に働く職員に対しても同様です。今後も、思いやりを持って人と接することを大切にしていきたいと思います。
最後に
最後になりますが、仕事をしていると他の課の職員の方と関わることも多いです。同期や周りの人との関係を大切にしていると仕事も円滑に進みますし、辛い時や悩みがあるときも支えになってくれます。来年度から、皆様と一緒に働ける日を心から楽しみに、松戸市役所でお待ちしております。ご静聴ありがとうございました。