長田国夫(ながた・くにお)1911~1994 洋画家
- 1911(明治44)年1月、広島県呉市に生まれる。
- 1925(大正14)年、呉海軍工廠製鋼部入省、同工員養成所入所。
- 1932(昭和7)年、呉市内の学校教員を中核とする水彩画中心の団体「互歩会」(ごほかい)の結成に参加する。
- 1934(昭和9)年、油絵を始める。上京。働く傍ら二科技塾に学ぶ。
- 1935(昭和10)年、第22回光風会展に《静物》が初入選。
- 1936(昭和11)年、帰郷。呉海軍工廠製鋼部年少工員養成所講師となる。
- 1938(昭和13)年、新文展に《静物》が初入選。
- 1945(昭和20)年、呉海軍を退職、呉精華高等女学校(のち清水ヶ丘学園と改称)の図画科の助教諭となる。
- 1954(昭和29)年、上京。潤徳学園美術科教諭。
- 1956(昭和31)年、松戸市に転居し、終生住む。
- 1971(昭和46)年、潤徳学園を定年退職、1985(昭和60)年まで講師を務める。
- 1977(昭和52)年、1981(昭和56)年、個展(銀座・はまの屋画廊)。
- 1983(昭和58)年、「精気会」を結成、会長となる。第1回展(有楽町交通会館)。第3回展(1986年)まで出品。
- 1984(昭和59)年、個展「原爆平和展」(松戸市文化ホール)。
- 1985(昭和60)年、個展(銀座・画廊春秋)。
- 1994(平成6)年8月、没(享年84)。
《葱畑》 1983年
72.4×91.3センチメートル 油彩画
《原爆ドーム》 1983年
77.0×110.9センチメートル 油彩画
《自画像》 制作年不明(戦前)
80.4×65.1センチメートル 油彩画
《呉風景》 制作年不明
53.3×73.0センチメートル 油彩画