応急手当(救急車が到着するまでにできること)
更新日:2013年11月25日
救命処置の手順
傷病者の管理法
安全の確認
周囲の安全を確認し、状況にあわせて自らの安全を確保してから傷病者の安全を確保してから傷病者に近づきます。道路などに人が倒れている場合には、特に気を付けます。
保温(傷病者の体温を保つ)
悪寒(ふるえ)、体温の低下、顔面蒼白、ショック症状などがみられる場合は、傷病者の体温が逃げないように毛布や衣服などで保温します。また、衣服が濡れているときは、脱がせてから保温します。
体位の管理法
傷病者に適した体位(姿勢)を保つことは、呼吸や血液の循環を維持し、苦痛を和らげ、症状の悪化を防ぐのに有効であり、傷病者が最も楽に感じる体位(姿勢)にして安静を保ちます。
体位を変える場合は、できるだけ痛みや不安を与えないようにします。
救急車を呼ぶときは「119番」
119番通報したら、こんなことを聞きます
- 住所
- 電話番号
- 目的になる建物(近くの公共施設やお店の名前)
- 誰が、どうしたのか(病気、けが、交通事故など)
- (具合が悪い方の)年齢、性別
- 一緒にいるか?(頼まれて通報しているか?)
- 呼吸は楽にしているか?(普段どおりの呼吸か?)
- 冷や汗をかいていないか?
- 顔色は悪くないか?
- 普通に話ができるか?
- 症状を詳しく
など
救急車が来るまでに、用意しておくと便利なものって?
- 保険証や診察券
- お金
- 靴
- 普段飲んでいる薬(お薬手帳)
※乳幼児の場合はさらに、母子手帳、紙オムツ、ほ乳瓶、タオル
救急車が来たら、こんなことを伝えてください。
- 事故の状況や体調が悪くなってから救急隊が到着するまでの様子やその変化
- おこなった応急手当の内容
- 具合の悪い方の情報
※持病、かかりつけの病院やクリニックなどは、日頃からメモにまとめておくと便利です。