先輩からのメッセージ
更新日:2024年9月25日
2年目看護師
当院を就職先に選んだ理由を教えてください
当院で看護実習を行った時に、スタッフの皆様方がとても優しく笑顔で関わってくださり、心身ともに充実した学びを得ることができました。スタッフ同士だけでなく、看護学生にも変わらない態度で接してくださったのが嬉しかったです。教育が整っているので、長く働いていけそうだと思い、志望しました。
看護師になって良かったことを教えてください
毎日頭をフル回転させながら働くので、気力も体力もすごく消耗します。無事に一日を終わらせるために、帰宅後も勉強が必要です。とても責任の重い仕事なので、心が折れそうになることも多いです。それだけに、患者さんやスタッフから「ありがとう」と言葉をかけてもらえると、達成感を得られます。患者さんから学ぶこともたくさんあるので、看護師になってよかったと思います。
2年目看護師
患者さんの言葉でうれしかったことを教えてください
入職して間もない頃に患者さんからかけていただいた、「あなたの笑顔をみると元気になれる」という言葉です。新しく学ぶことや覚えることで毎日いっぱいいっぱいになっていた時期だったので、初めて自分も患者さんのためになっているのだと実感した瞬間でした。そして患者さんに寄り添う看護の大切さも学びました。今後も初心を忘れず、笑顔で接していきたいと思います。
どのようにリフレッシュをしていますか
メリハリをつけて自分の好きなことをする時間を作っています。やらなければいけないことがある時は、自分の中で「今日はこれができればOK」と目標をたてて心おきなく休めるようにしています。休日は友人と休みを合わせて旅行やライブ、買い物に行く日もあれば、何もせず家で寝るだけの日もあります。一番ストレスが解消されたのは、海沿いをランニングした後に温泉に入り、美味しいご飯を食べた日でした。すっきりして悩み事がなくなるのでおすすめです。
2年目看護師
当院を就職先に選んだ理由を教えてください
私は病気によって不安を抱える患者さんにとって、「病院」という場はマイナスなイメージを持つ方が多いのではないかと考えていました。そうした中で「すべての人に『来てよかった』と思われる病院を目指します」という当院の基本理念に触れ、惹かれました。医療者の関わりにより、患者さんやご家族に対し安心感などのプラスのイメージを与えたいと思い、そのために当院の一員になりたいと考えて就職先に選びました。
また、当院は総合病院であり多くの診療科が存在しているため、幅広く知識や技術を習得できる点も入職したいと考えた理由の一つです。
看護師になって良かったことを教えてください
私が看護師を目指したきっかけは、自分の手術経験で大きな不安を感じたことです。その患者さんが感じる不安に寄り添い、少しでも緩和させたいと思いました。手術室には手術を控えた患者さんの多くが過去の私と同じように不安を抱えて入室します。その患者さんに対して声掛けやタッチングを用いることで、こわばった表情が和らいだ時にはとても良かったと感じます。また、手術後の患者さんを訪問した際、笑顔で元気に回復された姿を見ることが出来た時も、この仕事を選んで良かったと感じました。
プリセプター看護師
当院を就職先に選んだ理由を教えてください
就職先に当院を選んだ最初の理由は、身近にある大きな病院であったからです。
看護学校に入学し、自分がどんな看護師になりたいのか考えたとき、病気や障害など人生における辛い時期にある患者さんが少しでも笑顔を取り戻し、ともに乗り越えていけるような関わりができる看護師になりたいと思いました。
当院の基本理念に、すべての人に「来てよかった」と思われる病院を目指すとあります。その理念が私の描く看護師像と一致していたため、就職先に選びました。
後輩の育成で心がけていることはなんですか
私が指導を行う上で心がけていることは、笑顔でいることと積極的に声をかけることです。新しい環境で責任の重い仕事を行わなければならない新人看護師は緊張した環境にいます。そんな新人看護師に寄り添うため、自分は常に笑顔で関わっています。笑顔は安心感を与え、相談しやすい関係をつくる効果があると思います。また、社会人として先輩に声をかけることは勇気がいることです。自分が新人のころ積極的に声をかけてくれる先輩がいると、とても安心した経験があります。その経験を踏まえて自分から声をかけるようにしています。
プリセプター看護師
後輩の育成で心がけていることはなんですか
「ポジティブフィードバック」「一緒に考える」を意識して関わっています。新人看護師は、慣れない環境で新たな経験が多く緊張と不安でいっぱいです。そのような環境では自分で成長していることを認識しづらいため、言葉にすることで成長を実感することができるようにしています。また、看護師として「考える」ということは重要です。ICUでは、患者さんの重症度が高く、死と隣り合わせのことが多いためその中で自分の知識や経験を踏まえアセスメントした上で看護を行なうことが必要になっていきます。そのため、新人と「一緒に考える」ことで少しずつ看護師として必要なことを身につけることができるようにしています。
これからどのような看護師になりたいと思いますか
「患者に合わせた看護の実践や患者・家族にも寄り添った看護を行なう」ことができる看護師を目指しています。ICUでは様々な症状や背景を持った患者さんが多くいます。患者の特性に合った治療を進めていくことができるようサポートすることはもちろん、精神的サポートの重要性を感じています。患者のみならず、家族の気持ちに寄り添い支えることができるような看護師でありたいです。また、看護師としての経験も少しずつ増えていくなかで後輩指導に携わる者として、新人看護師に寄り添い、ともに成長していくことができるよう日々自己研鑽に励んでいきたいです。
プリセプター看護師
後輩の育成で心がけていることはなんですか
後輩育成では、後輩の考えを聞くように心がけています。後輩は経験が浅く否定されると自分の考えは間違っていると落ち込み、意見を発信できなくなると思います。私も後輩から学ぶことがたくさんあります。まずは後輩の考えを聞き、できていることは褒め、できなかったことは一緒に考えることが成長に繋がると思っています。
これからどのような看護師になりたいと思いますか
学生の頃から「患者さんのことを第一に考え、思いやりのある看護師になりたい」という目標があります。病気になり入院することは、これまでの環境と異なるため苦痛やストレスが生じ、様々な感情になるかと思います。そのため、患者さんや家族だったらどうして欲しいのか常に考えるようにしています。看護師の仕事は繁忙ですが、患者さん1人1人の時間を大切にしていきたいと思っています。
中堅看護師
印象に残っているエピソードを教えてください
小児病棟ではご家族が付き添いをしていることがあります。長期入院中の患者さんに付き添いをしていた妊娠中のお母さんがいました。ある日の夜勤のラウンド中に陣痛が始まったと教えてくれました。予定日近くであり事前に陣痛が始まった時の対応も決めていたので迅速に対応することができ、明け方には無事出産されました。この患者さんは退院後も何度か入退院を繰り返し、そのたびに患者さんとそのご兄弟の成長の様子も伺うことができてとても嬉しいです。またお母さんとも「あの時は~」って思い出話しをすることがあり、忘れられないエピソードのひとつです。
長く働き続ける秘訣は何ですか
秘訣は2つです。1つはワークライフバランスを考えて、ON・OFFの切り替えをすることです。職場でも働き方改革に取り組んでおり、プライベート時間の充実につながってます。私は子どもたちと一緒にライブやスポーツ観戦、ショッピングに出かけたり、友達とランチをすることで気分転換を図っています。親子で旅行が大好きなので、今の夢は毎月1回は1泊旅行をすることです。もう一つは、職場での良好な人間関係です。とても温かい先輩・後輩に恵まれていて職場の雰囲気も良く、仕事をすることが楽しいと感じることができています。
中堅助産師
看護の中で「極めていること」「自慢できること」などを理由とともに教えてください
極めていること、自慢できることは正直言うといまだにありません。何年この仕事をしていてもまだまだ未熟だなと感じる場面が多々あります。ただ一つ挙げるとしたら看護の現場はチームワークがとても重要だと思っているので、一緒に働くスタッフや患者さんとのコミュニケーションを大切にしています。そのおかげか周囲のスタッフと助け合いながら楽しく働くことができています。また患者さんからも優しい言葉がけを頂く機会もあり、モチベーションの上昇にも繋がっています。
看護の仕事で普段心がけていることを教えてください
私は産婦人科で助産師として働いているため、これから母親になる方と関わる機会が多いです。母親が風邪を引いて寝込んでいるだけでなんだか家の中が元気がなくなるように、母親の健康は家族の健康に繋がると考えています。そのため妊娠、出産、産後を通して、身体の不調がなく、心穏やかに過ごせるよう、その人の生活にあった日常生活の過ごし方や育児の方法など意識して保健指導を行っています。
中堅看護師
育児や家事との両立で工夫していることを教えてください
職場に復帰してからは家事育児に関しては100点を目指さないこと、掃除の回数を減らす、夕飯はお惣菜やお弁当にする、子供のご飯はレトルトを使用するなど、ある程度手を抜くようにしました。休日には子供と一緒に思いきり遊んで、子供との時間を大切に過ごしています。また、自分だけの時間を設け、一人で好きなように過ごす時間も大切にしています。困ったことは家族に相談したり、病棟スタッフや職場の先輩ママに相談し、自分だけで抱え込まないようにしています。和気あいあいとした優しいスタッフに支えられ日々過ごす事ができています。
育児経験が看護にプラスになったことを教えてください
時間をかなり意識するようになりました。自分の事だけじゃなく、子供の保育園やご飯の準備、送り迎えなど、限られた時間の中でやることが以前の倍以上に増えているので、常に時間を意識して行動できるようになりました。また、子育てを通して、今までとは違った様々な考え方ができるようになり、視野が広がったように思います。自分とは違った意見を受け入れ、共感すること、個々のペースに合わせるなど、以前より思いやりを持って何事にも取り組めるようになりました。
師長
師長の立場から人材育成で心がけていることや入職者へのメッセージ
NICU増床のため、新しいスタッフが配属となっています。成人病棟からの異動で初めて赤ちゃんに触るというスタッフも多いため、まずは赤ちゃんに慣れることからスタートしています。2週間はマンツーマンでの教育をし、その後はペアリングとなる先輩看護師が無理のないようステップアップ計画をたてて進めます。
ペアリングの先輩が不在時でも、みんなでサポートしています。
自身もステップアップの途中にあるスタッフから「指導できるかな…」と不安の声が聞かれることもありましたが「1年でも2年でも、この病棟に少しだけ先にやって来た仲間として『指導する』と言うよりは、自分の知っていることを『案内する』という気持ちでサポートしよう!」と伝えてきました。今は一歩一歩、病棟が成長しているのを実感しています。
お問い合わせ
松戸市立総合医療センター 看護局
千葉県松戸市千駄堀993番地の1
電話番号:047-712-2511 FAX:047-712-2512