このページの先頭です
このページの本文へ移動
松戸市 MATSUDO CITY
  • 音声読み上げ・文字拡大
  • サイトマップ

〒270-2222 千葉県松戸市高塚新田123番地13

電話:047-391-5500(代表)

FAX:047-391-7566(東松戸病院)

FAX:047-391-5599(梨香苑)


薬局

薬局紹介

 当院では市民のみなさまのご理解のもと、外来処方せんのほとんどを近隣薬局に応需していただいております。これにより5人の薬剤師を院内の3病棟114床に入院する患者さまと、50名の梨香苑入所者さまの薬剤サービス向上にあてることが可能になっています。さらに、今日の医療提供方式として重要視されているチーム医療においても、感染制御、褥瘡管理、栄養療法サポートをはじめ種々の分野で重要なメンバーとして活動しています。
 薬剤師の業務は、医薬品が効果的に、安全に、かつ効率的(経済的)に使用されるように、医師とは違う視点から「くすり」をモニター(監視)することにあります。服薬指導などでは、医師などと重複する部分も多々あるのですが、実はそのことがダブルチェックにもなり、一層の安全確保につながります。また患者様にとってみれば繰り返しお聞きになることはそれだけ重要な事柄であるとご理解いただくのに役立つのではないでしょうか。 今後も薬剤師が、より患者様やその家族のみなさまの近くに寄り添い、有用な薬剤サービスを提供できるよう努力してまいります。

調剤業務

 現在電子カルテシステムの導入前のため、薬局では独自にコンピュータによる調剤支援システムを導入し、調剤全体の効率性を確保しています。併せて調剤機器の更新を行うことで利便性、明確な表示による安全性などを常に目指しています。

内服薬調剤

 通常のパッケージのままでは服薬のできない方、複雑な服用薬で薬剤管理が難しい方などに配慮するとともに、予薬にあたる看護師の業務効率を高めるため、自動錠剤分包機を用いての内服薬一包化調剤(服用ごとワンパッケージ化)を多く取り入れています。
また、1患者様1回分ずつのセットをスマートに行うための与薬システムを導入し、病棟の専任薬剤師が刻々と変わる医師の指示と調剤された内服薬のチェックしながら、正確かつ安全に与薬がなされるようモニターしています。

注射薬調剤

 注射薬は、ことに重症の患者様に投与されるものであることに鑑み、調剤支援システムの運用で患者様一人ずつのセットはもとより、投与される1剤ごとに患者様名、医薬品名、その他の薬剤情報を印字したラベルを作成して、与薬に於ける安全性を確保しています。注射薬同士の薬物間相互作用はもとより、内服薬との相互作用にも細心の注意を図っています。
 また、一部の病棟では、清潔操作のための小型クリーンベンチを設置し、定時の注射薬を薬剤師が衛生的に調製(混注)する体制をとっています。服薬指導などで病棟に出向いている薬剤師が、そのまま現場で最新の医師の指示をチェックしてタイムリーに注射調製にアクセスできることは、少ない人員での運用に優れています。クリーンベンチは看護師も教育を受け使用できるため、薬剤師が不在の場合や急な調製も衛生的にできるメリットがあります。

病棟での活動

 上記に示した、調剤の応用、発展的活動のほか、患者様やそのご家族に対して服薬指導を実施しています。服薬指導とは、単に薬の効果や副作用を説明することにとどまりません。患者様が入院時に持参された薬の確認、過去の副作用や薬剤アレルギーの詳細な聞き取り、入院中の服薬がスムーズに安全に行えるよう看護師と協力すること、医師とともに薬効の発揮や副作用の早期発見ができるようモニターしていくことが必要です。したがって、この業務は正式には「薬剤管理指導業務」といわれています。
 薬剤師は各病棟に1人ずつ専任で配置され、担当病棟の患者様、ご家族に親身に寄り添えるよう、病棟で実施される多職種による合同のカンファレンスにも参加し情報の共有化に努めています。

医薬品情報室

 改正医療法に定められた医薬品の安全使用のためのシステムの1つとして、目まぐるしく更新される医薬品情報を主体的に管理し、医師をはじめとする医療職員に提供しています。当院では薬局長が院長より「医薬品安全管理責任者」として任命され、薬事委員会や医療安全対策委員会と協力して職員研修を定期的(年2回)に実施するなど、院内の医薬品安全使用に貢献しています。

チーム医療

 現在、薬剤師は医療の実施に関わるチーム医療として、感染制御(ICT)、褥瘡予防・治療、栄養療法サポート(NST)の活動に参加しています。ICTは院内活動はもとより松戸市立総合医療センターや近隣病院と協力して、院内感染、地域の感染対策の質の向上に寄与しています。長期臥床療養患者様に起こり易い褥瘡のコントロール、急性期からの回復療養に大きく寄与する栄養管理についても、主治医(主要病因の治療医師)をサポートして、病院としてのシステミックな関わりを大切にしています。薬剤師はチーム医療と現在行われている薬物治療が、同時に安全に行えるようモニターし、アドバイスする役割を持っています。

実務実習(大学薬学部・薬科大学からの学生受入れ)

 薬剤師養成のための大学教育が6年となり、5年次における11週間の臨床実習(病院)が必須となりました。関東地区は大学も多く、薬学生の数も膨大なため、市中の病院が一致協力してこの要請に応えなければなりません。
 しかしながら、この実務実習は教育カリキュラムが複雑で、中小病院での受入れはかなり困難とされています。私達は松戸市立総合医療センター、千葉・柏リハビリテーション病院、東葛クリニック病院とともに、全国でも珍しい4病院共同グループ実習の形式で学生の受入れを平成22年度(第1期)から実施してきました。共同実施によりカリキュラムを分担し、当院のような規模の薬局部門でも1期4名、年間12名の学生の教育に貢献することができます。実習生にとっても超急性期施設、リハビリ施設、透析施設そして当センターのような地域連携亜急性期、老健施設で多様な薬剤師の下で臨床教育を受けることは大変に意義のあることだと自負しています。

市病院事業の病院薬局として

 当院は、松戸市立総合医療センターとともに松戸市病院事業を担っていることより、両院薬局が連携して職員(薬剤師)の知識や業務能力の開発、人材育成に取り組んでいます。相互に訪問して症例カンファレンスをおこなったり、共同研究による学会発表を定期的におこなったりしています。

本文ここまで

サブナビゲーションここから

お気に入り

編集

情報が見つからないときは

よくある質問FAQ

サブナビゲーションここまで