臨床検査科
更新日:2017年8月1日
病院で臨床検査と呼ばれるものは2つに大別されます。
1つは検体検査と呼ばれるもので、これは採血・採尿等体外に採りだされた検査物に対して定性・定量検査を行うものです。
もう1つは生理検査と呼ばれるもので、心電図や超音波等、患者さんの体に直接機器をあてて生体情報を解析する検査です。
検体検査
主として、患者さんから採血した血液や、尿・便・喀痰等の排泄されたものを材料とし、体の状態をみます。
血液からは、内臓(肝臓・腎臓)の機能や貧血の有無・血糖・コレステロール等をみます。
尿・便・喀痰からは、タンパクや糖、また顕微鏡を使って細胞等をみます。
このように患者さんから採らせていただいた材料で、体の状態を細かく把握することができます。
当院で行っている生理検査
心電図・負荷心電図
ホルター心電図
超音波検査 心臓・頸動脈・腹部
肺機能検査
聴力検査
ABI(血管の硬さをみます)
脳波検査
神経・筋検査
多くの患者さんがこの部屋に来る時は何をされるのか分からないので、大きな不安をかかえていることが多いようです。
ここではさまざまな神経・筋肉の検査を行っております。
検査は日本臨床神経生理学会認定技術師が担当します。
神経の検査では末梢神経や中枢神経を電気・磁気・視覚・聴覚及び目の動きなどを利用して多角的に神経の状態を検査します。
電気刺激はちょうど電気式のマッサージ機と同じような感覚だと思っていただければ良いでしょう。
検査項目は多岐に渡り、患者さん一人一人に最適な検査を選択、組み合わせて実施していますので、検査時間はまちまちで一概には言えませんので担当医にご相談ください。
針を使った筋電図検査では30分から40分ぐらいの所要時間です。針は使い捨てのものを使用しておりますので、感染などの心配は一切ありませんので安心して受診してくだい。
重心検査(ふらつきをみます)
体液量測定(筋肉量・体脂肪率等をみます)
生理検査はすぐにできるものもあれば、前処置(食止め)や検査時間がかかるため、予約が必要な検査があります。
